今回は、パーソナルトレーニングのホームページなどによく書かれている、トレーニングの効果について少しほりさげて書いてみます。

パーソナルトレーニングの効果としてよく書かれているこんなこと

• ゴルフの飛距離が伸びた。野球やテニスなど球速が速くなった
• 腰痛が軽減された

など、書かれているのをよく目にすると思います。

（GlimSCのホームページでも、パーソナルトレーナーとはで1部そのような表現をしています。）

この２つを例に、本当に効果があるのか検証してみましょう。

トレーニングにより向上した身体能力を生かすためには競技の練習

柔軟性が向上し可動域が増えました。その結果、スイングも大きくなったりフォームの自由度もあがるかもしれません。筋力が向上したことで、その動きで発揮できる力も増え、コントロールする能力もあがったとします。でも、これだけでは、飛距離は伸びるかもしれないし、伸びないかもしれません。変化した身体を使うために、スイングや投球フォームなどを調整する必要があります。それは、ゴルフ、野球、テニスの練習でおこなうしかありません。

生活習慣などの見直しなど、普段の生活で生かす

筋力や柔軟性が向上し、姿勢が改善され、腰の負担が少ない動作がおこなえるようになったとします。でも、生活習慣などで腰痛の要因となる行動を続けるかぎり、ある程度のところからはなかなか改善しないでしょう。せっかく、よい姿勢が保てるようになったのであれば、可能なかぎり生活の動作に、それを落とし込んであげるとことがより快適にすごすために必要です。

もう１つの大切な部分が省略されている

このような表現は、誇大ではないのですが少し調子が良すぎると思うわけです。

「トレーニングでゴルフの飛距離が伸びる」

当たり前といえば、当たり前かもしれないのですが、ゴルフはゴルフの野球は野球のテニスはテニスのスノーボードはスノーボードの練習をしない限り上達はありません。慢性の痛みなどの場合、生活習慣やその動作も見直す必要があります。

「パーソナルトレーナーとは」の中でも書きましたが、トレーニングでできることは、

「筋力、パワー、効率的な動き、柔軟性、傷害リスクの低減、体型、姿勢を改善し、スポーツや快適な生活を送るために身体的な準備を整えます。」

身体を準備し可能性を増やす

身体を動かしより活動的に生きたい全ての方の役に立つと考えています。

そういった流れを、サイト内のコンセプトというページでも説明しています。

場合によっては、トレーニングへの期待を下げるかもしれないことも、正直に伝えたいと思っています。

パーソナルトレーニングはトレーニングを適切におこなうための手段

あなたがトレーニングの内容をパーソナルトレーナーに任せることで、適切にできているか悩んだりする必要がなく、トレーニングそのものに集中したり、競技などのためにその時間を費やしていただければと思います。

パーソナルトレーニングの効果が手段であるということは以下の記事で書いています。よろしければ読んでみてください。

関連記事：パーソナルトレーニングの効果はどのようなものがありますか？（よくある質問から）

名古屋市昭和区GlimSCパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナー：小澤俊彦