筋トレをするための動機づけてとして”基礎代謝”という言葉をよく目にするかと思います。
目的:太りにくい体
そのあためには基礎代謝Upが有効。
基礎代謝を増やすには筋トレ
このような考えの結果として、以下のようなコピーが出来合っていると考えられます。
筋トレで筋肉量を増やして基礎代謝Up!
太りにくい体を作る!そのためには筋トレで基礎代謝をあげよう。
でも筋トレで基礎代謝を上げて太りにくいとは実際のところはどうなのか?
当たり前に言われ過ぎていているために考えたことがない人も多いと思うので、一緒に考えてみましょう。
そもそも基礎代謝とは?
はじめに、当たり前に使われている”基礎代謝”とは何なのか整理してみます。
基礎代謝とは、人が生きていく上で必要最小限のエネルギー量のことをいいます。
ここでの”生きていく上”というのは日常生活を過ごすという意味ではなく、安静にして動かないでいる状態です。
基礎代謝の内訳は?
基礎代謝の内訳ってどういうこと?
そんな方もいるかもしれませんね。
自分で意識をして動かすことができる筋肉だけが基礎代謝ではありません。
特に、肝臓、心臓、腎臓、脳などが基礎代謝の多い臓器です。
つまり、太りにくい体のために基礎代謝を考える方にまず知っていただきたいのは、筋トレで使う筋肉が基礎代謝の全てではないということです。
筋肉量が1kg増えた時の基礎代謝の増加は13kcal程度
筋肉1kg当たりの基礎代謝は13kcalとされています。ということは、筋トレで筋肉が1kg増えた場合、基礎代謝は13kcal増えるということですね。
生きているだけでカロリーを消費する基礎代謝が1日当たり13kcal増えわけですが、この事実から、よく言われる「筋肉を増やして基礎代謝アップ」をあなたはどう考えますか?
13kcalの消費は3分程度のウォーキングに相当します
13kcalを消費するために必要な運動は、60kgの人なら歩行のスペードにもよりますが、約3〜4分程度です。つまり、日常生活の活動量がほんの少しだけ増やすだけでカバーできてしまう程度だということです。
そして筋肉を1kg増やすのにどの位の期間が必要なのか明確な答えはありません。
これでも、あなたは基礎代謝UPのために筋トレをしようと考えますか?
筋トレの価値は基礎代謝向上以外にあります
基礎代謝は、目に見えないし、増えたという実感として感じることはできませんよね。
筋トレの本分は運動機能の向上・維持
筋トレの価値(目的)は、運動機能を維持・向上できることです。
もちろん、結果として筋肉の量が増えたり、姿勢が改善したりすることで見た目も変化します。
実感できることの方が続けるモチベーションも維持できませんか?
最初の頃できなかった運動ができるようになったり、回数や重量が増えたら、それは筋力や柔軟性が向上したなど進歩していることが分かりますよね?見た目も少しずつ変わるはずです。
その時に、筋肉量もどの位かは分からなくても増えているはずですから、結果的に基礎代謝にもプラスにはなっているはずです。
筋トレの目標や成果を感じる対象を、基礎代謝という目に見えないもの、実感として感じられないものではなく、適切に続けていれば何らかの変化を実感できるものに向けた方が生産的だと思いませんか?
