パーソナルトレーニングの流れとして、最後にストレッチを実施されるところも少なくないようです。
パーソナルトレーニングで実施する運動の多くは筋力トレーニングだと思いますが、トレーニングのための時間を使って最後にストレッチを実施するのは何か理由があるのでしょうか?
適切に筋力トレーニングを実施していれば必要ない
ストレッチに期待することとして、よく使われる表現として体が柔らかくなることを期待されるかと思います。
「柔らい」という抽象的な言葉を、ここから可動域と言われる言葉に変えて話を進めます。
でも・・・。
可動域は適切な筋力トレーニングで向上する!
パーソナルトレーニングで最も行われる運動の種類である、筋力トレーニング・ウエイトトレーニングで向上します。ですから、適切に筋力トレーニングを実施している方が可動域のことを考えて(体が硬くなること)を考えてストレッチングを足す意味はほぼないと考えていただいて間違いありません。
パーソナルトレーニングはトレーニングのための時間、そして頻度を考えると
筋力トレーニングで可動域が向上することで、多くのスポーツや日常動作で困ることはないかと思いますが、何らかの理由でより柔軟性を高めたい何か特別な理由がある場合にもストレッチングが不要と言っているわけではありません。
貴重なトレーニングの時間をストレッチに使うのは勿体無いのでは?
パーソナルトレーニングは、トレーニングをするための時間のはずです。
筋力トレーニング、ストレッチのどちらも体を改善するための手段ですが、その点から適切に筋力トレーニングを実施できていれば、トレーニング後のストレッチにメリットはありません。
トレーニングのための時間なのですから、時間一杯までトレーニングのために時間を使う方がメリットがあるはずではないでしょうか。
ストレッチに必要な頻度とパーソナルトレーニングの頻度は?
パーソナルトレーニングの頻度は多くても週2回程度だと思います。
筋力トレーニングだと成果を得るには週1〜2回でも可能ですが、ストレッチに効果を求めるのであれば毎日に近い高頻度で実施することが大切です。つまり、パーソナルトレーニングの時に週1か2回だけストレッチを実施しても、ほとんど意味がないと言って差し支えないのです。
ストレッチが気持ち良い?
ここまで書いたことを理解された上で、トレーニングが終わった後にパーソナルトレーナーにストレッチをしてもらうことに癒しを求める・提供したいという関係性がパーソナルトレーナーと利用される方の間にあるなら否定をすることはしません。でももしそうでないのであれば、ストレッチは断ってもう1種目運動をするか、オザワが利用する立場であったらさっさと家に帰ってシャワーでも浴びたり、食事をとったり家でゆっくりした方が良いと考えますがどうでしょうか?