今回の内容は、パーソナルトレーニングに限った話ではなくトレーニングについての考え方です。
トレーニングの効果が生じる理由から、継続することの必要性を書きます。
トレーニングを始めたばかりの人の身体の変化
最初の数ヶ月は何をしても変化が生じやすい時期です。
でもそれは、身体の変化のほんの始まりにしか過ぎません。
筋肉がつく(増える)という変化は直ぐにはあらわれない
初期の段階で、筋力が向上したように感じられたり、最初より重量を増やすことが出来る理由は、神経的な要因の改善が大きな要素をしめるといわれています。
神経的な要因の改善とは、今ある筋肉を使えるようになったりトレーニングに慣れてテクニックが身に付いたりした成果ということです。
筋肉の量が増えるような変化にはそれよりも時間がかかります。
使っていない機械が錆びるように、動かしはじめは調子がでない
例えとして異論もあるかもしれませんが、運動を何もしていなかった人がトレーニングをはじめた数ヶ月というのは、お正月休みに家でゴロゴロしていた人が会社が始まり、初日は少し調子がでないと思います。でも、仕事を再開して2〜3日と経つうちに、本来の調子に戻ってくるような感覚だと思っています。(最初から全開でバリバリ働けるという方には当てはまりませんが・・・。)
トレーニングも最初が肝心
最初に書いたように、何もしていない人は何をやっても最初はある程度なんらかの効果がでます。でも、GlimSCパーソナルトレーニングでは、長期的にせいかを得るためにも最初の数ヶ月は特に大切だと考えています。
苦手な動きなどに気づき改善し、適切なフォームを身に付ける
短期での結果を焦り、
「つらくて何をしているのか分からない」
ようなことはしません。
一生付き合うご自身の身体を感じていただきながら、適切な強度ですすめます。
軽く感じても成果がないわけではない
キツクないというのは、トレーニングではないように感じられるかもしれませんが、そういうわけではありません。その人がその期間に得られるであろう成果をあげるために適切な強度があれば十分なので、ムダにキツイことをしなくてもよいのではという話です。
数ヶ月で中止が前提、続けられない内容はそもそも適切ではありません
2〜3ヶ月ではせっかくトレーニングにも慣れ身体の準備が出来たところで中止してしまうということです。
ただ、こう言えるのは最初の2〜3ヶ月目に適した内容のトレーニングをしていることが前提です。キツ過ぎたり、フォームを身につける手順を確実に踏まないで進めれば、続けたくても続けられないですよね。
継続したとき、中断しても再開をした時に差がつく
どんな方法をとっても、短期では大きな差は生じないかもしれません。
でも続けるほどに明確に差が生じます。
確実に運動のフォームなどを身につけた人には以下のようなメリットが生じます。
- トレーニングの強度を高めていっても怪我の不安を感じず安全におこなえる
- 強度を安全に高められるので、その運動本来の効果を継続して得ることが可能
- 難易度の高い他の運動を取り入れるとき、習得にかかる負担がへらせる
また何らかの事情で中断し、再開した場合も同様です。
きちんと適切なフォームを身につけておけば、再開した際にそうではない人と大きな違いがあるはずです。
何を目的とされているかはお客様しだい
GlimSCパーソナルトレーニングは、長い目線でみたときにも役立ような指導をこころがけています。止めてしまえば、筋力などは当然おちますが、正しい知識や適切なフォームが記憶に残れば、トレーニングを再開されるときに必ず役に立つのではないかと考えて。
パーソナルトレーナーは知ってほしい
せっかくパーソナルトレーニングを受けていただくのであれば、ある程度継続されることで
「自分の身体の限界だと思っていたことが限界ではなかった」
そうしたことに気がついていただける機会になればとも思っています。
少しおせっかいかもしれませんが、そのような気持ちで勧めさせていただいています。
まとめ
人間の身体は、トレーニングを1回おこなったからといって、機械の部品を換えるように急に変わることはありません。でも、機械と違い部品を誰かに換えてもらわなくても、自分がトレーニングすることで、自分自身を変えることができます。ご自身の身体と向きあって、焦らずにトレーニングをしてみませんか?
名古屋市昭和区・瑞穂区GlimSCパーソナルトレーナー
小澤俊彦