筋力トレーニングのフォームについては
トレーニングのフォームは、完璧にできないことがあって当たり前
という記事で完璧=100点でできないことがあるのが当たり前と書きました。
とはいえ、上の記事でも触れましたが出来ていることが絶対に必要なポイントがあります。
怪我につながるリスクがないこと
筋力トレーニングは、鍛えるために「重い物を挙げる・負荷をかける」ことと引き換えに、怪我をすることがあっても仕方がないという間違えた認識がまだまだあるようです。このように何かと引き換えに怪我のリスクを許容することを前提とした考えをしてはいけません。
出来ていない点が怪我につながるリスクが高いのは見過ごさない
筋力トレーニングのフォームは、100点に近づけるための工夫と努力が大切です。ただその結果として必ず100点でなくても良いです。パーソナルトレーニングで指導させていただいている現場でも特に努力出来ている部分よりも上手く出来ていない部分に目を向けがちな方には気にしないで出来ることをやりましょうとアドバイスをします。
ですが、100点に満たない出来ていない部分が怪我をするリスクが高いケースはミスを責める必要はありませんが、許容してはいけません。
欲しいもの(メリット)だけに意識が行きがち
なぜ筋力トレーニングするのかと言えば、筋肉を大きくしたり、筋力つけたり、可動域を広くしたいなどと考えているからですよね。
「この運動でお尻を鍛えたりからお尻に効くように」
などと意識しますよね。
あまり効いていてる感じがしないとフォームを変えてみたり、試行錯誤をされた経験もある方もいると思います。
フォームが重要と考えるのはより効率良く成果を得たいからですよね?
怪我のリスクがあるようなフォームでないと成果が得られないわけではない
もちろん成果は大事なのですが、効いている気がするから良しとしたり、怪我するギリギリの「重い物を挙げる・負荷をかける」から成果を得られると考え、「怪我をするリスクがあっても仕方がない」という考えが頭のどこかにあるようでしたらそれはあらためましょう。
怪我のリスクが少ないフォームで成果が得られないわけではないのですから。
怪我のリスクが低いことは長期的視点で成果を得るためのメリットでは
適切なフォームで怪我のリスクを下げることは、長期的な視点で大きなメリットになります。
トレーニングで怪我を度々していては、怪我を理由にいずれはトレーニングを続けることが難しくなります。そうなると筋力トレーニングで得られるはずのメリットも手放すことになってしまいますよね?
何かを犠牲にしないと欲しいものは手に入らないという考えは、人によって筋力トレーニングの時間を確保するなどの部分では必要だと考える人もいると思いますし、実際にそのようなこともあるかもしれませんが、筋力トレーニングのフォームで、怪我のリスクがないと効果がないという考えは間違いですよ。