ジムにトレーニングに行きたいけれどお子様だけで留守番させるわけにはいけないため、ジムになかなか行くことが出来ない。お子さんが小さいうちは誰しも経験する悩みだと思います。
そして、そんな方の悩みを解消するために「パーソナルだからお子様連れOK!」のようなジムがあります。
GlimSCでもお子様(3歳〜小学校低学年)が一緒にいらしたことが何度かあります。
その時の経験も含めて、お子様連れでのジム通いを考えている方に確認して欲しいポイントについて書きます。
託児所がジムエリアとは別にあるか、必ず確認しましょう
託児所とまで言わなくても、次のような条件が揃っているかを確認しましょう。
- お子様は、ジムエリアとは別の区切れたエリアにいる
- お子様には保護者の方を担当するパーソナルトレーナーと別のスタッフがついている
この2つが揃っていない限り、いくらパーソナルジム「パーソナルだからお子様連れOK!」と言っていてもオススメしません。
託児所がない限り、お子様連れでのパーソナルトレーニングをオススメしない理由2つ
託児所のような条件が揃っていないと以下の3つの問題は生じます。
- 危ない(保護者もお子様も)
- トレーニングに集中できない
1.危ない、保護者もお子様もどちらも怪我をする可能性がある
基本的に、トレーニングジムの器具は小さなお子様が使用することを想定していません。
重量のある器具が設置されいないご自宅と変わらない環境の施設でもない限り、トレーニングジムには取り扱いを間違うと簡単に怪我をしてしまう器具が並んでいます。
例えば、バーベルに付けるプレートを足に落としたら簡単に足指の骨は折れます。
(数年前にTVなどメディアにもよく出られている方もこれで怪我をされていましたね)
静かに本を読んだり、ゲームなどをして待つことができれば良いのですが、見たことがない器具や運動するための空間はお子様にとっても体を動かしたくなる空間です。大人が運動をしていたら、マネをしたくなるもの当然です。一緒に体を動かしたら楽しいかもしれませんが、トレーニングをしている最中にお子様が悪気がなく急に近づいたりすると、お二人とも怪我をする可能性があります。
器具の高さなども小さいお子様がいる環境を想定していませんから、大人では考えられないようなところで、つまずいて転んだり、頭をぶつけたりするかもしれません。
トレーニングに集中ができない
お子様の安全が確保されていなければ、お子様の動きから目を離すことはできません。
バーバルを担いでいる時に、お子様が予想外の危ないことをしそうになっても止めることはできません。結果的には集中してできないでしょう。
パーソナルトレーナーと運動の方法や体の悩みについての会話をしていても、お子様の年齢によっては関係なく話かけてくるでしょう。パーソナルトレーナーからのアドバイスを適切に受ける機会がないのであれば、パーソナルトレーニングを受ける意味はないですよね?
パーソナルトレーニングではなくなってしまう
パーソナルトレーニングの良いところは、指導をする人間が他の誰かと同時ではなく、あなただけに集中してトレーニングの質を上げることができるようにサポートをするサービスです。
スタジオレッスンやヨガの教室などで行われることの多いグループでの指導の場合、1人のお客様だけを見ているわけではありません。それ以上の何かを求めら方が、一般的なグループでのトレーニングやレッスンよりも高い料金を支払ってパーソナルを選ばれているはずですよね?
パーソナルなら子供が一緒でも他の方を気にしなくて済む?
「パーソナルならお子様が一緒でも他の方を気にせずに済む」という点を考えられる方も少なくないと思います。ただそれが成り立つのは、トレーニングジムのような「危険」がないサービスや、お子様も一緒に自分達のペースで楽しめる場合に限ると考えます。
例えば、スキーのレッスンをプライベートで家族だけで受ける場合などは、自分だけがコーチに教えてもらい練習する時間は減るかもしれませんが、お子様もコーチに教えてもらえて一緒にできる方が楽しいと思える時などです。
トレーニングに最善尽くし・安全を確保してから
利用者の方の気持ちを理解して悩みを解決しようというのは良いと思います。
パーソナルジムのwebやSNSには「あなたに寄り添う」などの言葉がよく使われているかと思いますが、ただ優しいだけでは問題ですよね?
「お子様連れでも大丈夫!」その裏に、受け入れる体制が出来ているかを確認することをおすすめします。
(GlimSCの場合は上記の条件を満たしていないので基本的にはNGとしており、本当にその日1日だけのようなイレギュラーのケースの場合のみ対応させておりますし、お越しいただいても状況により難しいと判断した場合は中止させていただいております)