「自分でトレーニングをするので、プログラム(メニュー)をください」
こんな相談を受けることがあります。
ハイ、喜んで!
基本的には喜んで対応します。(GlimSCでは簡単なアドバイス以上のプログラムは指導料とは別料金です)
ただ、ご自身で実施しようという気持ちはパーソナルトレーナーとして嬉しくても、実際にはお断りするケースもあるのが「自分でトレーニングをするので、プログラム(メニュー)”だけ”をください」という状況の場合です。
その理由は、
- プログラムの他にも大切なことがある
- プログラムは運動指導しているから作成できる
この2つです。
トレーニングはプログラムの他にも大切なことがある
はじめにプログラムとは、一般的にメニューという表現をされるものと同じと考えていただいてOKです。
可動性を高める準備運動Aを8回x2セット、スクワット60kgで5回x3セット、プランク30秒x2セットなど、なんでも良いのですが、運動の実施の順番、それぞれの重量や時間、回数、セット数などをまとめたものをプログラムと言います。
このプログラムだけではトレーニングを成立しません。
運動のフォームは適切であることが大前提
プログラムの中の1つ1つの運動のフォームが適切であること、もしくは100点に近づけるための努力が適切にできていることが必要です。多くの人はフォームが大切と理解されていると思います。
フォームを大切と理解される方が増えるのは良いことです。
ちなみに、運動に自信がない人は実際にフォームを気にして実施することは色々な意味で大変、もっと言えば面倒に感じるポイントでもあり、トレーニングそのものの敷居を高くしてしまうことがマイナスで、適切なフォームの意味をより知っていただく必要があると考えています。
そのようなことから、
「自分でトレーニングをするので、プログラム(メニュー)”だけ”をください」
このようなこと言われるのは、自分で運動に自信のあると考えられる方が多いように思います。
未経験の方がパーソナルトレーニングを1〜数回で理解するのは無理
難しいではなく無理と言い切っておきます。
実際にパーソナルトレーニングを1回受けて、仮に頭で分かったとしてもどの位できるかは別の話です。
ですから少し教えてもらって後は自分で実施しようという考え自体は100%支持しますが、それには一定の時間が必要になります。
少し出来るようになると自己流になるのがフォーム
特に経験の少ない方にとって、適切なフォームで継続的に続けるのは難しいです。
これは慣れると集中しなくなるなど、トレーニング以外の一般的なことに通ずるとこももちろんありますが、トレーニングという行為がそうなりやすいからです。
トレーニングはその人が簡単に出来る負荷よりも少し高い負荷で実施しますが、このことが適切なフォームで実施することの難しくします。余裕があれば適切なフォームでできても、最後に辛くなり回数をこなすためにその方がその時点の体で回数をこなせるフォームに流されます。
これはサボろうなど意図してやっていることではないため、初心者の方が自分で気がつくのは困難です。
そうして自己流の数をこなせるフォームに変化してしまいます。
プログラムは対象となる方を実際に指導しているから作成ができる
パーソナルトレーナーがプログラムを提供するとは、最低限の責任が伴います。
1人で実施しても怪我や間違えた努力にならず、過不足のない内容
ある程度の期間、実施に運動を指導することで、対象となる方と以下のような共通認識が出来上がります。
- フォームの起きやすいミス
- ミスが起きるのはどのような状況か?
- 言葉の意味が共通になっているか
- 今、どの位の負荷で実施が可能か
その上でプログラムを提供する際には、
- 実施後の報告とフィードバックができる状態
- 最低でも月1回のフォームが確認できる環境
これらが揃うことで、プログラムを作成することができます。
まとめ
「自分でトレーニングをするので、プログラム(メニュー)をください」
良いことなのですが、まずはそのためには事前の準備が重要です。
そして、パーソナルトレーナーの立場からプログラムを作成する側がその作成するための根拠が得られないため、責任を持つことができないこともご理解いただければと思います。
