トレーニングは「キツい・辛い」よりも「難しい・上手に出来ない」ことが、”悩んだり、モチベーションを下げたり”することにつながってしまうことがあるようです。
これはトレーニングは「キツい」のは当たり前であったり、実際にどうかとは別に効いているように感じるからかもしれません。
でも、「難しい・上手に出来ない」ことに悩む必要はありませんよ。
トレーニングは今のあなたがそのまま簡単に出来る運動ではない
トレーニングでは今のあなたがそのままで簡単に出来る運動ではなく、少し何かを頑張らないと出来ない運動を実施します。何も気にしなくて簡単に出来るということは、今のあなたの能力で十分に出来るということですよね?
出来ないことを出来るように、基本的には今よりも良くなるため
現状維持ではなく”出来ないことを出来るように”、少しでも今よりも良くなるために実施しているのではないでしょうか?10年を超えるような期間でトレーニングを続けているような方であれば、もう”現状維持で十分”という方もいるかもしれませんが、難しいと感じて悩んだり、モチベーションが下がったりというような方は、まだまだそのような方ではないと思います。
”少し頑張らないと出来ない=少し難しい”はトレーニングでは当たり前
”少し頑張らないと出来ない”は少し難しいから当然ミスも生じます。
そのミスが怪我につながるようなミスでない限り、それはトレーニングだから当たり前のことと考えましょう。
トレーニングの原則の1つ過負荷の状態は
トレーニングの原則の1つに”過負荷”があります。
これは既に適応している(出来る)負荷よりも、強い強度で実施する必要があるという意味です。
- 5回が余裕になったら6回にする
- 20kgが余裕になったら22.5kgにする
- 10分が余裕になったら15分にする
回数を増やす、重量を増やす、時間を長くする。
そのように変化させると、数字を変えた初めてのトレーニングでは、フォームが崩れたり、何らかのミスが生じたりするのは当然ですよね?
出来ているかに拘り過ぎるよりも大切な少し頑張る
トレーニングで良くないのは上手に出来るかに拘りすぎて、結果的に出来ることをずっとやっている状態です。
そこから、少しだけ背伸びをして次の課題に取り組んでいると考えることが大切です。
間違えてはいけないのは、出来ないことを無理して頑張る
とはいえ、1つ気をつけたいのは”出来ないことを無理に頑張る”のは間違いだということです。
少し頑張らないと出来ないは、ミスもするけれど出来ると考えて良い内容です。
それに対して「出来ないことを無理に頑張る」は、頑張ったという自己満足は得られてるかもしれませんが、運動が適切な範囲で出来ていないために成果も得ることは出来ません。また怪我のリスクも高くなるため出来ないことを続けるのは間違いです。
あえて点数でイメージするなら、少し頑張らないと出来ないことでミスをした場合は70点などの点数はつきますが、出来ないことはいくら頑張っても0点です。
大切なことは適切な方法で頑張り続けること
トレーニングで大切なのは適切な方法で頑張り続けることです。
1つの運動が一定の条件で上手に出来るようになったら適切に条件を変えるとミスが生じますが、その時に適切な方法で頑張ることで変えた条件でも出来るようになります。
これを淡々と繰り返すのがトレーニングです。
見た目の出来栄えよりも、少し頑張ること自体を評価できるといいですね。