他のトレーニングを肯定するための対象として、筋トレ・ウエイトトレーニングが用いられているのを相変わらずよく見かけます。
- 筋トレだけやっていても仕方がない。
- ウエイトだけでは・・・。
- 極端なものでは、ウエイトトレーニングは必要ない。
これらでも”筋トレだけ・ウエイトだけ”という表現は、一見は筋トレ・ウエイトトレーニングを知っているけど、それだけでは足りないと読むのが普通だと思いますが本当にそうなのでしょうか?
筋トレで”力だけ強くなっても使えない”のように考えていませんか?
”筋トレだけ”と考えをされるのは、筋トレは”力だけ”強くなるという考えが前提にあると推測しています。
結果として
- 筋トレ”だけ”では体硬くなる
- 筋トレ”だけ”では動きが遅くなる
- 筋トレ”だけ”では上手に動けない
- 筋トレ”だけ”では競技の動作と違うので意味がない
そうであれば、このような考えが浮かぶのは当然だと思います。
確かに力はあっても体が硬くなったり、動きが遅くなったり、上手に動くことが出来ないのは困りますね。
でも本当にそのような悪影響はあるのでしょうか?
可動域は大きくなり、速く動くためや上手に動くためのポテンシャルが向上します
まずは、本当に筋トレだけと言われているような、問題は生じるのでしょうか?
硬くはなりません!
筋力トレ・ウエイトトレーニングは、適切に実施することで可動域は大きくなります。もちろん筋力も向上します。
つまり単に硬い、柔らかいという表現とは違う意味で能力が向上します。
速く動くためや上手に動くためにポテンシャルが向上します!
本当の意味で動きが遅くなることはありませんし、体が上手に動かなくなるということもありません。
そのポテンシャル(潜在能力)を向上させることはあってもマイナスになることはありません。
ただ、能力が向上するということは、体が変わるということです。
そのため繊細なスポーツの場面では、その能力を活かすための技術的な調整が必要になります。
それを下手になったと感じる可能性はあることは間違いありません。
このことはもう1つのマイナスイメージとも重なるので、後でもう少し説明します。
筋トレは、競技の動作と違うので意味がないのではなく、違うようにみえるから意味がある
筋トレの動作は競技の動作違うから意味がない。
これはスポーツだけではなく、日常生活も含めて筋力トレーニングをする意味を理解されていない考えです。
正しくは、筋トレだけでは上手にならないのは当然。
それは役割違うからです。
ポテンシャルを向上させること
先ほども書きましたが、筋力トレーニングのメリットはポテンシャルを向上させることです。
競技の動作に似ている必要はありません。
似ていなくても、競技の動作を実施するため基本的な能力を、競技の練習よりも効率的に高めることが目的だからです。
競技の動作を上手にするのは主に競技の練習の役割
競技の練習の中で言われているトレーニングではなく、体づくりのトレーニングの中では体づくりに徹することが役割です。
競技のコーチが言うなら理解できる
アスリートが筋トレを実施したら持ち上げられる重量が向上して、見た目も変わって嬉しくなり、競技の練習よりもジムでトレーニングばかりしているような状況で、競技のコーチが”筋トレばかりやっていては意味がない”と言うのであれば理解はできます。
ですから、体を作る役割のコーチも、自分の指導を任されているアスリートが、練習よりも指示した以上のことをジムでやろうとしている場合などは、ジムはいいから練習をすることが必要なことを伝える必要は当然あります。
ただ、多くの体づくりを任されているはずのコーチで”競技の動作と違うから”と言うケースが問題なのは、競技に似せた動作に負荷をかける、動作を再現するといわれるような器具を用いたトレーニングを提唱することです。
能力が高くなっても直ぐに上手にできるとは限らないのは、これまでも例にあげてきましたが、このようなイメージです。
軽自動車に乗り慣れている人が、その10倍も馬力があり車重もあるスポーツカーを運転したら、最初はイメージ以上に加速する、ブレーキが効きすぎる、ハンドルをきれば曲がり過ぎるなどでギクシャクする可能性が高いですよね。でも、慣れてくれれば、軽自動車よりゆったり走ることもできるし、状況が許せば比較する意味がない位、速く走ることもできるはずですよね?
そうでなくても、同じ自動車であっても違う車に乗ると、慣れるまで同じようには動かせないことはイメージできませんか?
まとめ
筋トレ・ウエイトトレーニングをすることを低く見ているような発言の多くは、特にSNSでのアスリートのトレーニングを指導している方によるものです。筋トレ・ウエイトトレーニングの価値を低く見積もり、自分が指導をしている他のトレーニングの優位性を訴える内容をみて、もしあなたがそのトレーニングに興味を持ったら1度立ち止まって考えいただけばと思います
