GlimSCパーソナルトレーニングでは、タイトルのような悩みの改善をうたっています。
今回は、そうした悩みの改善するためにトレーニング以外に大切なことを書きます。
トレーニング以外の時間の過ごし方の見直しが必要
多くの方が意識しているいないに関わらず、仕事などで同じ姿勢や動作をくり返さざるえないと思います。座り仕事、立ち仕事、車での移動、物をはこぶ、特定の機械などの操作、いろいろあるかと思いますが、そういった仕事の中で繰り返しおこなわれる動作や、姿勢の影響がとても大きいことは言うまでもありません。
トレーニングなどで姿勢や動作を改善することができたり、トレーニングの運動の時には適切なフォームで実施できたとしても、日常生活にその動きや姿勢が反映されていなければ、それ以上の改善は思うようにすすまないでしょう。(それでも、十分な成果である場合もありますが)
要因となりそうなご自身のクセ・習慣・環境探す
そもそも腰痛の要因に目を向けず、トレーニングなど他のことだけで改善しようとしても小さな穴の開いたタイヤに空気を入れてしのいでいるようなものです。
パーソナルトレーニングでは、カウンセリングやトレーニングの際に日常生活の中に不調の要因となりそうなことをみつけるための話をします。そしてわかるのは、痛みなどがどうにもならないほど我慢できないわけではない場合、なんとなく分かっていてもそのままにされているケースが多いように感じます。
仕事や家庭で、比較的長い時間をすごす場所を見直す
よくある例をいくつか並べてみましょう。
- イス、ソファー、テーブル、デスクのそれぞれ高さ、お互いの高さの関係、肘かけの有無など
- その場所からの出入りのしやすさ
- 作業する方向や流れ、一定の動作の繰り返し
- ものを持ち上げるときの高さや距離
- いつも使っているカバンや靴
1.イス、ソファー、テーブル、デスクの高さ、お互いの関係、肘かけの有無など
座っている場合は、イスとテーブルやデスク。立っている場合でも、作業するテーブルの高さが、作業しているときの姿勢が無理がないように調整をしてみる。(1番、長くしている姿勢のとりやすさ)なかなか十分な調整機能が付いていなかったり、調整できたとしても、自分専用にはできなかったり、いろんな制約はあると思います。それでも、ここを少しでも改善できることの効果は大きいと思います。
2.その場所からの出入りのしやすさ
普段いる場所からの出入りのしやすさ。これも影響する場合があると思います。一定の方向からしか出ることができない、単純に席を立ちにくいなども含めて、1度確認してもよいと思います。
3.作業する方向や流れ、一定の動作の繰り返し
同じ姿勢をとりつづける・同じ方向にばかり振り返る・同じ側ばかりに物をもつなど、単純で1回の負荷は大したことはなくても、同じ動作の繰り返し。環境に左右されるものと、ご自身で気をつけてその動作などを減らすことが可能なものとに分けられると思います。
4.モノを持ち上げたり扱うときの高さや距離
いつも出し入れするモノの位置が高すぎたり、低すぎたり、または遠かったり、なんらかの身体に無理がかかる位置にある場合。その頻度が多いのであれば見直してみる必要があります。
5. いつも使っているカバンや靴
いつも重いカバンを持っているような方は、カバンの種類も含めて見直してみることも必要かもしれません。靴は分かっていても難しい場面も多いかと思います。
内容的に被っている項目もありましたが、ほとんどの方がなにか当てはまるのではないでしょうか?
完全に変えるのは難しいけれど、変えられることも多いはず
職場や家庭でのレイアウトや社会的な要因(その場にあった服装など)により、そっくり変えることは難しいとは思います。ても、自身の行動を少しかえれば対応ができる場合も少なくないと思います。(ただし、その行動が習慣化しているので、最初はかなり意識しないといけないかもしれませんが。)
まとめ
人の身体って少しのことでも状態は刻一刻と変化します。
仕事終わりにトレーニングにこられた場合とお休みの日にこられた場合では、身体の状況が違うことは珍しくありません。運動前からご本人も自覚されている場合もありますし、実際に運動を始めてから身体の動きやすさなどの違いを感じられる場合もあります。
何かにぶつかった・転んだなどの大きな刺激を受けて1回で怪我をするようなものでなくて、日常の小さな積み重ねが慢性の身体の不調の要因になる以上、できるかぎりそれをとり除く努力をしてあげたほうがよいという話でした。理想論といわずに、あたり前と思っていた習慣があなたの身体によくない影響を及ぼしていることに目をむけることから、はじめてみることも必要かと思います。こうした改善のアドバイスもしています。