年齢を重なるほど、筋力トレーニングなどトレーニングの必要性を感じる反面、トレーニングをすることへの不安も大きくなるようです。
- もう何歳だからほどほどに
- 自分の今の年齢にあったトレーニングがわからない
- 若い時と同じようなトレーニングはできない
などなど。
今までの経験により個人差はあるかと思いますが、50代、中には40代の方でもこのような不安の声を聞くことがあります。
そんな不安を感じた時に考えて欲しいのが、今回の内容です。
トレーニングに不安を感じるのはなぜでしょうか?
年齢を重ねた方の不安の多くは、過去の経験を元にしていることが多いのではないでしょうか。
過去のトレーニングや運動の経験が不安にさせる
自分自身が今よりも若い時に運動やトレーニングで辛い経験をしたり体を痛めたりしたという経験だけではなく、先輩や同年代の話を聞くなど、既にその方なりのトレーニングのイメージが出来上がっている方がほとんどと思います。
経験やイメージにあるトレーニングはそもそも正しかったのか?
マイナスのイメージだけではなく、運動やトレーニングを続けている元気な方も周りにいると思います。
不安を感じるのは、トレーニングをやってみたいという気持ちがあるからですよね?
トレーニングをしていて元気な人は人を特別と考えと、そもそも自分が経験したことや、体を痛めてしまった先輩や友人がトレーニングだと考えてやってきたことが、何か間違えていたのではないかという考えが混ざっているのではないでしょうか?
トレーニングをしないこともデメリットでは
トレーニングをすることに不安を感じる人に考えて欲しいのは、トレーニングをしないことのデメリットもあるということです。
トレーニングを先延ばしにする分、身体能力は低下する
トレーニングは何歳からでもできますから、焦る必要はありません。
ただ、せっかく始めようと考えたのに不安を感じたまま何もせずに時間が経ってしまい、過ぎた時間の分だけ身体能力は低下します。
ご自身なりの何らかの不調を感じることで必然性が高まり、そのタイミングが始め時ということでも全然大丈夫ですが、既に始めた方が良いと考えているのであれば、今がそのタイミングではないでしょうか。なるべく早く始めてみることをオススメします。
トレーニングの不安を解消していく
必要なのは、少しずつトレーニングをする不安を解消していくことです。
怪我をしそうという不安
年齢を重ねた方に多いトレーニングに対する不安、”怪我”について考えてみましょう。
トレーニングや運動での怪我は、適切ではない方法によって生じています。
そして、どれだけ適切な方法ということを理解していても人間はミスをする可能性がある以上、100%ではありません。
これが事実です。
だから考え方とその判断はシンプルです。
やってみて怪我をしそうに感じたら、その方法は間違いだと判断しましょう
実際にやってみて怪我をしそうに感じたのであれば、それは間違いだと判断しましょう。その判断の際に、間違えてはいけないのは、運動の種目に罪はないということです。
まずは適切なフォームでできるか鍵
例えば、未だによくみるのがスクワットはメリットもあるけれど膝に悪い。
この様な考えの方がスクワットをして膝が痛くなりそうな経験をすると、
”やっぱりスクワットは膝に悪い(太腿には効く様な気がするけど)”
このように考えると思いますがその考え方は間違いです。
悪いのはスクワットではなく、スクワットに似た不適切なフォームで運動することです。
適切な方法、特にフォームをみることができる人を頼りましょう
適切な方法が分からなくても、自分が怪我をしそうかは分かりますよね?
怪我をしそうに感じたら、必ず立ち止まり、修正をすることが適切なトレーニングへの取組み方です。
怪我の不安を感じた時に、運動と自分をダメだと考えないこと
頭のイメージではなく体で怪我の不安を感じた時に、運動と自分をダメだと考えないことが必要です。
最初から適切なフォームで完璧にできる人などいません。
あくまで適切に出来ていない事実に注目して、怪我の不安を感じない状態に修正することです。
そしてどう修正をしたら良いのか、その方に合った適切なアドバイスをする必要があるのがパーソナルトレーナーなどの運動指導をする人間です。
パーソナルトレーナーを選ぶ際も、プラスの効果だけではなくこのような面から質問などをしていただけると参考になるはずですよ。