パーソナルトレーニングを探しているとこのようなコピーを目にすることがありませんか?
あなたのやりたいトレーニングが出来ます!
あなたのやりたいトレーニングが何を指すかというと、
- 筋力トレーニング
- 速さを意識したトレーニング
- 体幹トレーニング
- ファンクショナルトレーニング
- ヨガ
- ピラティス
などなど。
運動の種類が書いてあります。
でもこうした場合は注意が必要かもしれません。
大切なのはトレーニングのジャンルではないですよね?
パーソナルトレーニングを利用してみようと考えた時に、自分がどんなトレーニングをしたら良いのか分からない方も少なくないと思います。トレーニングの名前から連想するイメージで種類を選んでいると、そもそも何のためにトレーニングをするのかがおざなりなってしまいます。
ゴルフのためにトレーニングをしたいという方を例にして考えてみましょう。
ゴルフのためといっても、1番改善したいと考えていることは人それぞれですよね?
Aさん:ドライバーの飛距離を伸ばしたい
Bさん:スイングで体のブレを少なくしたい
あなたは、AさんとBさんが最初に書いた5つの運動中からならどの運動を選べば良いと考えますか?
はじめにジャンルありきで考えると、以下のように考える方が多いと思います。
Aさんは、筋力トレーニング、速さを意識したトレーニング
Bさんは、体幹トレーニング、ファンクショナルトレーニング(次点で、ヨガ、ピラティス)
その理由は、
Aさんの目的は、飛距離を伸ばしたい”です。
飛距離を伸ばすにはパワーが必要→パワーを増やすには筋力トレーニングか速さを意識したトレーニング
Bさんの目的は、体のブレをなくしたい
体のブレと言ったら体幹→体幹を強く、バランス、柔軟性→、体幹トレーニング、ファンクショナルトレーニング
どうでしょうか?
でも、少し考えればAさんはスイングスピードが速くてもブレない体幹が欲しいし、Bさんは力一杯スイングした時にブレないためには一般的に体幹トレーニングでイメージされる胴体だけではなく、脚もしっかりしている必要があることはわかりますよね。
質問が悪いと、適切でない答えを気がつかないうちに出してしまいます。
飛距離を伸ばすたり、スイングがブレを少なくしたりするために、必要な筋力や可動域などの身体能力を向上させる
はじめにジャンルありきだと、何のためにトレーニングをするのかを見誤ると思います。
大事なのはトレーニングのジャンルではなく、理想のスイングが出来るようになるために必要な身体能力を向上させるトレーニングですよね?結果としてあなたがイメージしている、筋力トレーニングや体幹トレーニングや可動域を増やす運動を実施します。
ジャンルで選ぶのではなく目的で!
運動のジャンルをあなたに決めてもらおうというジムは、一見親切に見えるかもしれませんが不親切だと思いませんか?
運動のための運動、トレーニングのためのトレーニングをしたいのでなければ、ご自身の目的をしっかりさせて相談することをお勧めします。その時に先ほどのAさん、Bさんのようなジャンルで提案をしてくるジムは避けた方が良いと思いますよ。