ダイエットというと一般的に減量の意味で使われていますよね。
そしてその手段は、「食事制限(管理)+運動(トレーニング)」のセットと考えられていて、それは特に健康という視点から考えても間違いとは言えません。
ただ、実際にはそれぞれの役割が曖昧のままおこなわれ、間違えた努力につながっているようにみます。
このような考えが一般的になっているのは、パーソナルトレーニングが一般的になる前からありましたが、10年ほど前から急速に増えた多くのパーソナルジムもそのような認識を強めているのではないでしょうか。
ダイエット(体重のコントロール)の手段は食事
ダイエットというのはあくまで体重のコントロールをすることで、その手段は食事です。
本来はこのシンプルな考えを難しくしてしまっているのが「食事+運動」です。
食事+運動(トレーニング)は理想、それを同時にスタートするのは実用的ではない
食事をコントロールと、運動が同時に習慣化出来るのは理想かもしれません。
ただ、それをどちらの習慣もなかった人が同時にスタートするのは無理があります。体重を減らすことが目的であれば、食事に専念した方が負担が少ないです。
食事を減らしているのに、エネルギーが必要でお腹が空く行為である運動を同時にスタートさせるのは、大変なのは当たり前ですよね。
何より考える必要があるのは、筋力トレーニングが体重を減らすために役立つのでしょうか。
パーソナルトレーニングで実施する筋力トレーニングは体重を減らすためですか?
筋力トレーニングをなぜするのでしょう?
筋肉を増やしたいから
ダイエットのためと考えている人なら、筋肉を増やしたいからですよね?
つまり、筋力トレーニングは減らすための運動ではなく増やすための運動ですよね。
そんなことは私はわかっている。
だから「筋肉が増やして、脂肪を減らして体重を減らしたいから筋力トレーニングをやっている」という声も聞こえてきそうですが、どちらも習慣に出来ていない方がそれをセットにして同時に実施しようと考えるのを見直してみてはというのが今回の話です。
筋力トレーニングをして筋肉を増やすために必要なのは食事
筋力トレーニングをした上で、十分な食事を摂ることで筋肉が増えるという状態をつくることが出来ます。
でもダイエットでは食事制限とセットで実施しますよね。
- 食事を減らすけれど、筋肉はつけたい
- 筋肉をつけるには、食事を摂る必要がある
- 筋肉をつけたいけれど、体重は減らしたい
最終的な目標としては何もおかしくはないけれど、同時進行で実施するのはやっていることが矛盾していませんか。
2つをセットにしているパーソナルジムは多いけれど
健康のために、食事制限とトレーニングをセットにすることを否定しているわけではありません。
ただ、無理をしてどちらも出来なかったり続かなかったりする前に、ご自身でそれぞれの役割を明確にして始めることをお勧めします。
パーソナルジムや世間の多くの情報が、2つをセットにしていますが誰もが2つをセットに同時に始めたり、頑張る必要はありません。
体重を減らすことが目的なら、まずは食事を見直す。
筋肉を増やしたいなら、まずはトレーニングを始める。
それぞれの成果を少しでも実感してから、もう一方を取り入れてみるという方法も選択肢として考えてみてはいかがでしょうか?
同時に始める場合も最初の2〜3ヶ月は
同時に始める場合でも、最初の2〜3ヶ月はまずは食事の見直しをしっかりと行い、運動はまずは少し体を動かすことが重要で負荷をかけるなどと考えずに、適切なフォームを覚えるといくらいの配分をお勧めしますよ。
まとめ
多くのジムがダイエットが目的の方を対象としていますが、GlimSCはしていません。
そのようなジムの視点からダイエットの手段について書きました。
GlimSCでは筋力トレーニングなどトレーニングの成果である元気に動けるための適切なトレーニングをしていただくことを1番にしています。ですからトレーニングの目的が動けることという方が食事をご自身で気にされている場合や適切な体重の考え方のアドバイスはしております。
減量を1番の目的とする方のパーソナルトレーニングを実施しておりません。それは今回の記事にも書いたように必要なのはトレーニングではなく食事が1番だからです。