トレーニングは出来るだけ楽しく実施をしたいです。
でも、楽しむためのスポーツやレクリエーションとは違い、トレーニングは楽しかどうかよりも成果を得ることが重視されますよね。その為には、楽しいだけではなく最後はその人なりの気合いで少し頑張る必要も出てきます。
多くの人が、楽しむための運動とトレーニングのこのような気持ちの面での違いは認識されているはずですが、時にその弊害もあるように感じています。
それははじめから「無理なことを気合いで頑張る」が当たり前になることです。
確かにトレーニングには気合いも必要ですが、トレーニングだからこそその前にやることがあります。
全力で気合いで頑張るためのは入念な準備か必要
最初に必要なのは、トレーニングには無理を付き物と考えて気合いを入れることではありません。
怪我のリスク最小限にし、運動から成果を得るための準備から始める必要があります。
完璧でなくても良いけれど、適切なフォームを覚えることが全ての始まり
まずは適切なフォームを知り、出来るだけそのフォームで実施出来るようになることです。
とはいえ完璧を目指す必要はありません。
この段階で完璧には出来る、完璧でなければならないと無駄にハードルを上げる必要はありません。
少なくとも怪我につながるリスクの高い動きを知り、そうではないフォームで実施できるようにすることに努力を向けましょう。
選んだ運動が難しい場合
選んだ運動が難しくどうしても怪我につながる動きになってしまう場合、出来るようになるまで練習するのは悪手です。今のあなたが適切に出来て、苦手な動作を改善する運動に種目を変えて実施します。
「無理」を前提に始めると、いろんな意味で続かない
「無理」を前提に、適切なフォームを軽視して始めるとどうなるでしょうか。
最初はトレーニングの後に少し腰が痛い、膝が痛いくらいかもしれません。
でもこの無理を続ければいずれは怪我につながるか、負荷を増やすことが難しくなります。
途中で修正するのは最初から適切なフォームを覚えるより苦労することも
怪我や怪我の不安から伸び悩みを感じフォームを見直すことにするのは良い選択です。
ただ、最初に適切なフォームを覚えることからスタートした場合よりも、間違えた動きに身体が適応しているために時間がかかってしまう可能性があります。フォームを修正する間は以前より負荷を減らす必要があるため、その点でもストレスを感じるかもしれません。
自己流のトレーニングを長くされてきた方が、このような理由で苦労をされるケースも少なくないです。
まとめ
筋力トレーニングは、適切に実施することで怪我のリスクを抑えて身体能力を向上させることが出来るトレーニングです。”無理=道理に合わない”ことをするのではありません。
無理するエネルギーがあるなら、適切に実施するための面倒を1つ1つクリアしていくつもりで頑張ることが大切ですよ。