「トレーニングはフォームが大切なのは分かっているのですが・・・
という記事を先日書きました。
その記事の中のケースB
「どうやっていても出来ない、もしくは出来ているようには思えない」
このようなよくあるケースではどうしたら良いと思いますか?
まずはどういった理由でできていないかを考えます。
考えられるのは、
- 筋力、可動域など必要な身体能力の不足
- 指示が正しく伝わっていない
- 練習不足
それぞれに対応方法がありますが、今回はその中でも”a”の筋力可動域など必要な身体能力が不足している場合について書きます。
筋力、可動域など必要な身体能力の不足が原因
「腕立て伏せ」「スクワット」「懸垂」など運動は色々ありますが、この中「懸垂」を例に考えてみましょう。
ところで「懸垂」ってやったことがありますか?
やったことがない、久しくやったことがない方は1回やってみてると、できなかった方はその理由はよく分かると思います。
懸垂の基本的な方法はシンプルに、
- 順手か逆手で懸垂のバーを握り、ぶら下がる(この握り方で呼び名も変わります)
- 肘を腰の方に近づけるような意識で引く
手の幅、呼吸の他、状況に応じて指示、気にする点は多少代わりますが、基本的には上記2点の流れで実施するシンプルな運動です。
実際にやってみてどうなるかと言うと、できない方の大半は”1”のぶら下がるのが精一杯で”2”以降の動作に移れない方がほとんどだと思います。このできない理由は2番の意味が分からないからでしょうか?多分そうではないと思います。
できないのはシンプルに!
引く力(筋力)が十分にないから!
気にすることとかやり方がイマイチ分からないとかではなく、ぶら下がったまま全く動けないうちに握力も尽きて落ちてしまうか、ぶら下がることもできないかもしれません。(肩が痛くてそもそも腕が上に上がらないという方もみえるかもしれませんが、それは可動域が足りないということですから、身体能力が不足という点では同じですね)
「懸垂」と比べると先ほど例に出した他の運動「腕立て伏せ」「スクワット」などの運動は、なんとなくそのような動きはできてしまうかもしれませんが、「腕立て伏せ」「スクワット」などの運動も全く同じことが言えます。
筋力がなければできない以上、やり方を覚えても練習もできない
その運動を行うための最低限の身体能力がないと努力だけでその運動から始めることは難しく、できるようにするための何か工夫が必要です。
「腕立て伏せ」「スクワット」については納得できない方も見えるかもしれませんね。
工夫や「腕立て伏せ」などについては、また次の機会に書きたいと思います。