今年も残り10日ほど、年が明けたら来年こそは”トレーニングを始めよう・続けよう”そのようなことを考える方もいるのではないでしょうか?気持ちも新たにトレーニングを「始める、再開する」、そんな方に知ってほしい、トレーニングの考え方が
トレーニングは引き算で考える!
今回のテーマです。
トレーニングは引き算で考える、これをよくあるケースをもとに説明します。
(今回もアイっキャッチの画像をチャットGTPで作成したら、随分と可愛いいイラストができました)
トレーニングの継続を妨げる余計なことをしない
トレーニングは継続できることが大切です。
そのためには継続を妨げるような余計なことを含んでいないか精査する必要があります。
その1:余計な時間をかけていないか
トレーニングのことを調べると、当然ながらトレーニングの世界だけから見てベストな考えが最初に見つかるはずです。このベストの考えとは、一般の方がネットなどで探した場合は、トレーニングが好きな人、トレーニングが成果の大部分を占めている一般的なスポーツ以外の競技(ボディビルなど)を志す、それに少しでも近づきたいと考える人達にとって理想の方法です。
例えば多くの方にとって問題となるのは、この方法の場合、トレーニングの頻度が週3回以上で5回出来たらのような基準になってしまうことです。
週3回以上というだけで、継続どころか始めることへのハードルが一気に高くなりませんか?
時間の制約が大きく、一般的なスポーツのアスリートや日常生活を元気に過ごしたいという一般の方の場合には、継続して実施することが難しいです。
やり始める前から継続できないと思える方法を選択することは意味がありませんよね。
その2:余計なことをしていないか?
基本を適切に行えば全ての方に必要がないことはもちろん、その方には必要ではない何かを入れていないかを考える必要があります。
筋力トレーニングの場合、よくあるのはトレーニング後のストレッチです。
未だに、パーソナルジムのチラシなどにも「トレーニング後はストレッチ」など書いてあるのを見かけることがありますが筋力トレーニングの後に実施するストレッチほど無駄なものはありません。
もし、トレーニング後にストレッチが必要だと体で感じている方がいれば、それはストレッチをするのではなく筋力トレーニングの方法を見直された方が良いです。
他には、重複した運動を取り入れているケースです。
1つの運動で十分なのに、同じ部位に複数の運動を実施することです。
スクワットが便利なのは、適切なフォームで実施することができれば、この1つの運動で多くの部位の筋肉を使うからです。時々、スクワットを「脚の運動」さらに範囲を絞って「太腿の運動」「大腿四頭筋の運動」などと説明されているのを見るかと思いますが、確かにそこも使うけれどそこだけじゃないということを知ると、やることが少なく済みますね。
(余談ですが、余計なことをしているパーソナルジムが未だに少なくないのは、パーソナルトレーナーもしくはオーナーの勉強不足、もしくは、まだまだ一般の方にはストレッチ専門店があるくらい信仰のようなものがあると考、今のトレーニングでの正論を伝えるより、付加価値のようにみせてサービスをした方が良いという考えがあるからのいずれかです)
効果を考えると足すことばかり考えがち
これはトレーニングに限らず、何かをしようとしたり、新ししいものを購入しようしたりする時、まずは効果やメリットに目が行きますよね?
せっかくなら「これも、あれも」
せっかくやるなら「これも、あれも」とついつい足していきたくなりますよね。
ただ、車、電気製品、スマホなどの商品を買う場合などは、「おいくらですか?」というところで現実的に考えるようになり、自分が趣味として興味のある物や仕事で絶対に必要などの理由がない限り、どこかで落ち着いて「この機能はやっぱり自分には必要ないな」など引き算を始めて、最終的に自分に必要なものを選ぶことをされていますよね。
トレーニングも自分に合わせて引き算で考えると上手くいく
商品を選ぶ時と同じように、トレーニングも自分に必要なのか引き算で考えると無理を減らすことができ、継続につながります。
何を引いたら良いのか分からない
商品の場合でも、使ったことがない新しい機能などは本当に自分に必要か分からないこともありますよね?
そんな時には分からなくても試してみたいと思い、尚且つ予算が許せばその機能がついた商品を選ぶし、試したいとも思わなければ、選ばないですよね。また、試したいと思っても、予算をオーバーし過ぎていればその商品は選びませんよね。
トレーニングも同じです。
時間があるなら、余計なことをしても良い。(但し効果を妨げるようなことも)
時間がないなら、出来ることを確実に(余計なことはしない)
たた、必要なのか、余計なのか精査するためにはある程度の知識が必要なのは間違いありませんが、あらかじめ「出来ることを確実に」の心があるだけで、トレーニングへのハードルが大分下がるのではないでしょうか?
先日、12月18日はそんな引き算の天才の1人だと私は思う、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズの誕生日でした。
